セカンドパートナーがいる人の割合、実は約1割もいるって知ってましたか?
芸能界では、もっと高い割合でセカンドパートナーがいるという噂もあるようです。
しかし、世間的にはセカンドパートナーがいる人への風当たりは厳しいもの。
実際にセカンドパートナーがいる人の生の声を聞いてみたい
セカンドパートナーをつくる理由や、そこに至るまでの経緯を深ぼってみよう
この記事では、セカンドパートナーがいる人について、割合や芸能界の実態、世代別のデータを読みながら多角的に解説します。
「不倫はいけないこと」という固定観念はありますが、 もしかしたら、あなたの身近にもセカンドパートナーがいるかもしれません…。
- セカンドパートナーがいる人の割合
- セカンドパートナーがいる芸能人
- セカンドパートナーがいる世代別の経験談
セカンドパートナーがいる人の割合は1割前後
日本でセカンドパートナーがいる人の割合は、既婚者の1割前後と推測できます。
その理由は、不倫に関する調査結果が複数存在し、それらの数値がおおむね1割前後で一致しているためです。
たとえば、2015年に行われた日本家族社会学会の調査では、既婚男性の9.5%、既婚女性の3.8%が「不倫経験あり」と回答しています。
また、2017年のマッチングアプリ「ASHLEY MADISON」の調査でも、日本人の既婚者の11.9%が不倫経験者だったことがわかりました。
ただし、これらの調査はそのうちの回答者の自己申告に基づくものですから、実際の不倫経験者はもっと多い可能性があるとわたしは推測しています。
また上記は「不倫」と「セカンドパートナー」の定義について明記されていない結果です。
したがって、これらの調査結果をそのまま鵜呑みにはできず、プラトニックな恋愛関係にあるセカンドパートナーだけに限定すると、割合が変わってくる可能性があります。
不倫の結果だからセカンドパートナーがいる人の割合はどうだろう
セカンドパートナーと不倫を同義と捉えている人が世間に多いから、アンケート結果も不倫に関するものが多いね
男性の割合
既婚男性のうち、セカンドパートナーがいる割合は1割前後と推測します。
その根拠として、複数の調査結果が挙げられます。
前述の2015年に行われた日本家族社会学会の調査では、既婚男性の9.5%が不倫経験ありと回答しています。また、2017年のマッチングアプリ「ASHLEY MADISON」の調査でも、日本人の既婚男性の15.7%が不倫経験者だったことが判明しました。
さらに2019年に発表された「第8回男女の生活と意識に関する調査」(日本家族計画協会)でも、既婚男性の11.4%が「配偶者以外との性交渉経験がある」と答えています。
これらの数値から、既婚男性の1割前後がセカンドパートナーを持っていると推定できます。
ただし、不倫というデリケートな話題のため、過少申告の可能性も否定できず、 実際の割合はもっと高いかもしれません。
また、これらの調査では「不倫」の定義が明記されていません。性的関係を伴わない、精神的な恋愛関係であるセカンドパートナーに限定したら、割合が変わる可能性があります。
また、株式会社ALBONAが行ったセカンドパートナーと浮気に関する実態調査において、「セカンドパートナーを持つことは頭がおかしいと思いますか」というアンケートでは、「おかしいと思う」と答えた人が32.3%、「おかしくないと思う」と答えた人が15.6%、「肯定はしないけど理解はできる」と答えた人が52.2%となっています。
さらに「セカンドパートナーを持つことは頭おかしくない」と答えた男性の中で、実際に「セカンドパートナーがいる、もしくはいたことがある」と回答した人が31.6%でした。
これらの結果を踏まえると、男性でセカンドパートナーがいる人の割合は1割前後といえるでしょう。
女性の割合
既婚女性のうち、セカンドパートナーがいる割合は1割前後と推測できます。
その根拠として、いくつかの調査結果が参考になります。
たとえば、前述の2015年に行われた日本家族社会学会の調査では、既婚女性の3.8%が不倫経験ありと回答しています。
また、2017年のマッチングアプリ「ASHLEY MADISON」の調査でも、日本人既婚女性の7.2%が不倫経験者だったことがありました。
さらに2019年に発表された「第8回男女の生活と意識調査」(日本家族計画協会)でも、既婚女性の5.2%が「配偶者以外との性交渉経験がある」と答えています。
これらの数値を総合的に判断すると、既婚女性の5%前後がセカンドパートナーを持っているといえます。
男性と比べて、女性の不倫経験率は半分程度にとどまっていますね。
ただし、男性の場合と同様に、不倫はデリケートな話題であり、過少申告の可能性は否定できません。
特に女性は、社会の目や家庭の事情から不倫がより強くタブー視される傾向にあり、隠す人が多いです。そのため、実際の割合はもっと高いかもしれませんね。
また、株式会社ALBONAが行ったセカンドパートナーと浮気に関する実態調査において、「セカンドパートナーを持つことは頭がおかしいと思いますか」というアンケートでは、「おかしくないと思う」と答えた女性は1000人中131人いました。
その中で「セカンドパートナーがいる、もしくはいたことがある」と回答した人は34.3%となっています。こちらは女性のほうがやや多い割合でした。
別の調査を見てみましょう。
既婚者のためのマッチングアプリ Healmateの「婚外恋愛に関する実態調査 第1報」に興味深い調査結果が報告されています。セカンドパートナーを含む、配偶者以外との恋愛「婚外恋愛」についての調査です。
こちらの調査では、「世帯年収と婚外恋愛経験の関係」についても報告されています。
世帯年収の高い既婚者ほど、「婚外恋愛」経験の割合が高い傾向にあることが分かりました。
https://healmate.jp/survey/extramarital_relationship
特に年収1000万円超世帯の既婚者(176人)の40.3%(71人)が「経験あり」、年収1800万円超世帯の既婚者(28人)になると57.1%(16人)が「経験あり」という結果です。婚外恋愛には、ある程度のお金や生活の余裕が必要ということをあらわしているかもしれません。
なお、世帯年収が高いと「婚外恋愛」経験者の割合が高くなる傾向は男性だけに限ったものではありません。年収1000万円超世帯の既婚女性(69人)の29.0%(20人)が「経験あり」と、既婚女性全体の16.1%に比べて明らかに高い結果となっているのです。
このデータは非常に興味深く、世帯年収が高い既婚者ほど、「婚外恋愛」経験の割合が高い傾向があることが示されています。
これは、経済的な余裕があると、精神的余裕や時間的余裕もできて、婚外恋愛の可能性が高まることを示しているのかもしれません。
また、この傾向は男性だけでなく、女性にも見られるようです。世帯年収の高い既婚女性の婚外恋愛経験率が、全体の平均を大きく上回っていることも注目すべきです。
これらのデータから、経済的な安定や余裕が、それぞれの個人の行動や選択に大きな影響を与える可能性があるといえるでしょう。
セカンドパートナーがいる芸能人の割合は?
セカンドパートナーがいる芸能人の割合は定かではありません。
YouTuberの「あやなん」さんと東海オンエアの「しばゆー」さん夫婦が、お互い公認のセカンドパートナーがいることは有名ですが、ほかにそのような例はないかと調べてみたところ、見当たりませんでした。
過去、芸能人に、「配偶者以外の恋愛相手」の話題がなかったわけではありません。
有名なところでは、正式な妻である樹木希林さんと長期間別居し、愛人と長い間暮らした内田裕也さんの例があります。
しかし、このような場合はほとんど性的関係のある「愛人」や「同棲相手」だったりしたため、セカンドパートナーの関係とは少し違うものだったようです。
一般人以上に不倫などの関係がバッシングされやすい芸能人は、仮にそのような関係があったとしても隠し通すものなのかもしれません。
ひとつ話題に上がっていたのは、タレントの上沼恵美子さんが、セカンドパートナーに賛成の意見を述べていたことです。
「女ね、ときめきたいのよ。ところが、ときめきなんていうのは、結婚して子ども産まれたらそっからもうないわけです」、「パートに出て、そこの店長さんにときめいたり、それでいいと思うんです
https://www.oricon.co.jp/news/2304014/full/
これとは逆に、エジプト出身のタレントフィフィさんが、
セカンドパートナーが話題ですが、夫婦の事情もありますから勝手にしたらいいと思います。でもそれを公表する必要がありますかね?子供がいた場合、親にセカンドパートナーがいることを知ってどう思うでしょう。子供のことを第一に考えて欲しいです。個人的には別の人と関係してまで夫婦続けたく無い。
https://twitter.com/FIFI_Egypt/status/1718973594175492416?t=HhoZI5upAF_nyT7jVHgoJw&s=19
と発言していたこともあり、芸能界でも意見がはっきり分かれていることが見てとれます。
セカンドパートナーがいる20代の口コミ
では、実際にセカンドパートナーがいる・いた人たちの経験談や悩みを見てみましょう。まずは20代の方からです。
どうしたら良いかアドバイスください。
20代後半の女です。自分が軽率だったのは重々承知しております。
実は二股交際をしておりました。Aは本命。Bはセカンドでした。 Aとは結婚前提なのを、Bも承知で遊んでいました。Bも最初は遊びだったと認識しております。
それが二年という年月が経ち、Bが本気になってきました。 そしてBが「本気で好きになったからもう耐えられない。俺の事はもう嫌いになって忘れてくれ」と言い、私の元を離れていきました。
私は、その時初めていつも近くに居てくれたBの事が好きなのかもしれない・・と思いました。 Bと音信不通になり三カ月後「Aと別れるから」と言ったところ、Bは半信半疑で「作り話じゃないよね?」と言ったものの受け入れてくれました。
Bは「Aと別れたら俺とつき合うつもりなんでしょう?結婚も考えてるんでしょう?」と言われ、そこまで考えて無かったので 「そんなこと考えてないよ」と言いました。
そしてその夜にメール。「やっぱり冷静になって考えたら、Aと別れるのは難しいかもしれない。Aは一途に私を想ってくれてるし。。あなたとは付き合えないけど、友達でいたい」と送りました。 返信はありませんでしたが気にしませんでした。(中略)
今までの経緯から彼が信じてくれる筈がないのと思い始め、周りの友人達にも相談したら怒られてしまい「本当にAと別れる気が無いのならBに近付いちゃ駄目!!」と叱責され、目が覚めた私は決別メールをしました。(中略)https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1186247911?__ysp=44K744Kr44Oz44OJ44OR44O844OI44OK44O844CAMjDku6M%3D
「会社での態度は不味いんじゃない?もう少し考えた方がいいよ。私は振り回した事は悪かったと思ってる。私はまだ少しだけ情があるから」 このメールを送りました。そしたら翌日にメールしたら拒否されてました・・どうしてでしょうか?
自分自身で二股の状況を招いてしまい、軽率だったと自覚しているケースです。
二股交際は良くない経験ですが、AとBとの関係はどちらも大切な関係だったことが伺えますね。
また、友人たちは彼女のことを心配してくれているからこそ注意をしたこともわかります。
セカンドパートナーがいる30代の口コミ
続いて30代の方のお話です。
セカンドパートナーという言葉を知って、妻のことで質問です。
30代後半で、妻は1歳下(専業主婦)、子供あり。結婚して10年ちょっとです。妻には子供の学校関係で知り合った男の人がいます。私も知っていますし、双方の家族ぐるみでの食事会をしたこともあります。また、以前からLINE等で連絡を取り合ってるのも知っていました。ただ、半年くらい前にその男の人が離婚し、一人で暮らすようになりました。その頃からLINEの頻度は多くなりましたが、まあ離婚の寂しさから仕方ないのかな?と理解しているつもりでした。しかし最近その頻度があまりにも多すぎます。
私は仕事の都合上出張が多いです。先日、久しぶりの二泊三日出張があり、少し家をあけるので妻も少し不安のようでした。出張に出かけて2日目に妻からその男性と飲んでそのまま自宅に泊めていいか?と連絡がありました。出張先で仕事中ということもあり了承しました。
いわゆるセカンドパートナーという存在なんだと理解しようとしても、どうしても心の中でも引っ掛かるものがあります。不貞の証拠はありませんが、潔白の証拠もありません。さすがに自分の出張中に突然家に泊めることってどうなんでしょうか?
妻も子供も好きで一生懸命仕事も頑張ってるつもりですが、どこか心にポッカリと穴が開き疑心暗鬼になっている自分がいます。このままセカンドパートナーの存在を認めるべきでしょうか?夫としてセカンドパートナーを作る権利にまで踏み込めるのでしょうか?(長文だったため一部抜粋)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10151574510?__ysp=44K744Kr44Oz44OJ44OR44O844OI44OK44O844CAMzDku6M%3D
妻のセカンドパートナーらしき存在に不安や疑念が揺れ動いているケースです。
旦那さんが出張中にほかの男性を自宅に宿泊させるなんてちょっと考えられません・・。
価値観によるところかもしれませんが、わたしだったらあり得ないです。
セカンドパートナーがいる40代の口コミ
40代の体験談は、2つあります。
・セカンドパートナーを作ったきっかけは、元々のパートナーとセックスレスになってしまい、それ目的でマッチングアプリで知り合いました。メリットは性欲を満たしてくれたり、寂しさを紛らわせてくれることです。デメリットはパートナーにバレないかビクビクしながら生活することです。(40代男性)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/woman_mynavi/life/woman_mynavi-28646?redirect=1
・夫婦間で刺激がなくなってきたので、外に求めセカンドパートナーを作りました。仕事場で親しい女性がいたので、何度か飲みに行くことでそういう関係になりました。家庭の愚痴なども聞いてくれるのでメリハリが出て、精神安定上も良い効果があると思います。(40代男性)
1人目の男性は、セカンドパートナーを作った理由について率直に語っていますね。セックスレスになってしまったことから、性欲を満たし、寂しさを紛らわせるためにマッチングアプリで新たな関係を築いたようです。
この場合、性的関係を持っているためセカンドパートナーと言えるかは微妙ですが、どちらにしてもこの関係にはパートナーにバレないか心配するストレスも伴うようです。
このような複雑な感情を抱えながらの生活は、確かに精神的な負担が大きそうですね。
2人目の男性は、自身のセカンドパートナーとの関係について素直に語っています。
彼にとって、セカンドパートナーは家庭の愚痴なども聞いてくれる存在であり、精神安定に良い影響を与えていると感じているのですね。
セカンドパートナーがいる50代の口コミ
次は、還暦を目前にした男性が、自分のセカンドパートナーとのトラブルを語ったお話です。
セカンドパートナー(友人以上恋人未満)が私の妻の【死】を望んでいました。アラ還の男です。 8歳下の妻と結婚して四半世紀以上、夫婦仲も良く円満な家庭生活を営んできました。
私にはセカンドパートナーの女性がいます(仮にY子とします)。 Y子は頭の回転が速く積極的社交的でめっぽう明るい女性です。 物静かで家庭的な妻とはまた違った魅力があります。 男女関係を超えた同性同士の友情ような感覚でした。 我々の間に誓って肉体関係はありません。その妻に人間ドックで異常が見つかりました。 結果的に腫瘍は良性で…事なきを得ました。 心底ホッとしました。 やはり自分は妻と長く長く添い遂げたいとヒシヒシと実感した数日間でした。
ところがY子は妻の【死】を願って浮かれていたことを共通の友人から知らされました。 人間ドックから再検査、入院精密検査までの一連の流れをY子にも相談していたのですが、Y子はその友人を含むグループのSNSに「いよいよ【セカンドパートナー】の自分の出番」等、舞い上がりウキウキしたコメントをいくつもアップしていました。
肉体関係がないので不倫ではありません。 しかし妻の病気(の疑い)のことなどをY子に相談したこと自体が裏切り行為で許せない…と激怒しており、夫婦間に亀裂が生じてしまいました。 どうしたら良いでしょうか?(長文だったため一部抜粋)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14156102429?__ysp=44K744Kr44Oz44OJ44OR44O844OI44OK44O844CAMzDku6M%3D
自分のセカンドパートナーである女性が妻の死を望んでいたことを知り、衝撃を受けているケースです。
これは見る目が変わりますね・・。
セカンドパートナーがいるシニアの実態
さらに高い年齢層の人がセカンドパートナーを持つ例もあります。
シニア世代がセカンドパートナーを持つ理由は、以下です。
- 配偶者や友人の死別などで孤独感を感じ、新たなパートナーを通じてそれを和らげようとする場合
- 高齢になっても充実した生活を送りたいと思い、趣味などで繋がった新しい関係を通じて刺激や活力を得ようとする場合
- 現在のパートナーとの関係に不満や問題があり、新たなパートナーを求める場合
シニア世代になると配偶者との死別で寂しい老後を過ごしたくない気持ちがあるんだね
「セカンドパートナーがいる」このこと自体、世間一般的には責められることが多いです。
また、実際にいる人の割合は決して多くありません。
特に結婚は、お互いに対する忠誠心や信頼が重要視されますから、それを裏切る行為として非難されることが多いですよね。
ただ世代別の背景を知ると、セカンドパートナーに対するイメージが少し変わることもあるかもしれません。
とはいえ、若い世代や子育て世代でセカンドパートナーをつくることは個人的には否定派です。
セカンドパートナーの関係を考える前に、それが周りの人たちを大きく傷つける行為であることを考えてほしいところです。