最近話題のセカンドパートナー。
肉体関係は持たないことが前提の関係ですが、セカンドパートナーを求める男性の心理って気になりますよね。
アンケートによると、セカンドパートナーと知り合った場所として実は男女ともに一番多いのが職場なんです。
なぜ男性はセカンドパートナーを職場でつくるの?
セカンドパートナーを持つ男性側はどういう気持ちなんだろう
そこで今回はセカンドパートナーを持つ男性心理、中でも一番多い職場でセカンドパートナーを作る理由について解説します。
セカンドパートナーの男性心理5選
一般的にセカンドパートナーは肉体関係を持たないことを前提とする恋愛関係であることを指します。
まずはこのセカンドパートナーという存在について、男性はどう思っているのでしょうか。
パートナーや不倫とは何が違うんだろう
男性にとってセカンドパートナーってどんな存在なのかチェックしてみよう
癒やしが欲しい
セカンドパートナーを持つ男性の多くはセカンドパートナーに癒やしを求めています。
毎日の仕事や家庭でのストレスを抱える男性にとって、自分の話を嫌がらずに聞いてくれるセカンドパートナーはまさに癒しの存在。
お互い尊敬し合える相手であれば尚更です。
まだまだ一家の大黒柱としての役割を与えられがちな男性にとって、肩肘張らずに自分の情けない姿や弱った姿を見せられる相手というのはとても大事なのかも知れません。
「結婚をすると異性ではなく家族になってしまう」という言葉のように、結婚をすると共に戦う仲間のような意識が沸き、異性として見られなくなることも事実。
そんな時にパートナーではなく他の異性に癒やしを求めたいという気持ちで、セカンドパートナーをつくる心理があります。
男としての自信を取り戻したい
セカンドパートナーを持つ男性の多くはセカンドパートナーに活力の源になることを求めています。
「家族のために頑張れる」と「異性や好きな人のために頑張れる」という気持ちは微妙に異なるようです。
付き合いが長くなったパートナーからは異性として見られず、自分のことを異性として見てくれる人がいないのは寂しい。
そんな時に「この人のために頑張りたい」という異性があらわれることで、毎日の生活にハリがつくという心理です。
「男性は女性から頼られたいもの」という説を聞いたことがないでしょうか。
実は性別問わず、男性も女性も「誰かに必要とされたい」という気持ちは同じ。
異性に必要とされたいという気持ちがセカンドパートナーを求めているようです。
刺激やドキドキ
セカンドパートナーを持つ男性は刺激に飢えています。
付き合う前の甘酸っぱい感じや、脈ありか脈なしかでドキドキするあの感じ。
会う前に服装を何パターンも試してみたり、ちょっとしたプレゼントを選ぶのに普段行かないお店に行ってみたり・・・
そんな恋愛のドキドキや刺激をセカンドパートナーに求めている方が多いようです。
毎日変わりのない生活を続けていると刺激が欲しくなるもの。
しかし不倫関係に踏み込む気持ちはないので、セカンドパートナーという存在で非日常感を味わっているようです。
パートナー以外に自分を理解してくれる女性が欲しい
結婚したら段々と女性とは疎遠に男性は少なくないはず。
しかしパートナーは異性というより家族という感覚になってしまい、気付けば自分の周りに特別親しい異性がいない。
そんな時に“不倫ではないが自分と親しくしてくれる異性”が欲しくなります。
家庭を持つ男性によくある悩みが「パートナーが理解してくれない」というもの。
言ったら喧嘩になるかも、怒られるかも、などの理由で相談が簡単にパートナーと出来なくなる男性が少なくありません。
男性がセカンドパートナーをつくったきっかけとして「相談相手が欲しかった」がランクインしているところを見ると、悩み事や不安を相談できる異性というのは男の人にとって重要な存在かも知れません。
パートナー以外に自分の理解者がいる安心感が欲しい。セカンドパートナーを作ることで、かえってパートナーとの関係が良くなったという声もよく聞く
相手を好きになってしまった
これは今までのような「癒やされたいからセカンドパートナーを作る」ということが目的ではなく、相手を好きになってしまったのだから仕方が無いというもの。
レゾンデートル株式会社が婚外恋愛経験のある30~59歳の既婚男女350人に取ったアンケートによると、「セカンドパートナーを作った理由」として男性が一番多かったのが「相手を好きになってしまったから」。
次いで「パートナーとセックスレスのため」、「恋愛がしたかったから」という理由が続きます。
相手を好きになってしまった、相手もどうやら好意があるらしい、そうなると交際に発展させたくなるのが男性心理のようです。
セカンドパートナーを職場でつくる理由5選
セカンドパートナーを必要とする心理は分かってきましたが、なぜ職場でつくるのでしょうか。
マッチングアプリやコンパなどの方法がある中で、セカンドパートナーを職場でつくる理由について説明します。
パートナーにバレにくい
職場でセカンドパートナーをつくる理由の1つはパートナーにバレにくいこと。
わざわざ休日に誘い出さなくても2人きりになれる時間を作りやすいのが特徴。
パートナーと同じ職場であれば別ですが、別の職場だった場合「職場の人と飲みに行く」と言っても嘘ではないので、罪悪感が軽くなるという点も。
中には出張先についていって旅行気分を味わうという人もいます。
パートナーにバレないためのリスクヘッジをしやすいというのが大きな特徴です。
信頼関係があるから
マッチングアプリに比べて、日頃顔を合わせる職場の人間は信頼関係が作りやすいと言えます。
仕事の相談や飲み会など親しくなるタイミングが多く、親睦を深めやすいことから好意を抱く可能性もあがります。
セカンドパートナーは周囲にバレるとリスクのある関係だからこそ、信頼関係が必要となります。
知らない人とセカンドパートナーになるには不安や抵抗がある方でも、職場の人間なら信頼関係があるのでセカンドパートナーに踏み込む方も。
悩み事などの共通点が多い
同じ会社に入り、似た業務内容を担当している場合、悩みが愚痴を共感しやすくなります。
家庭で仕事の愚痴を言うのは眉唾ものかも知れませんが、職場の人間になら言いやすいもの。
お互いの感情を共有することで仲間意識や絆が生まれ、しかも相手が異性ということで恋愛関係に発展するのも難しくはありません。
その意味では自分のことを理解してくれる異性がいる職場は、セカンドパートナーを作る良い環境だと言えるでしょう。
新しい出会いを探す手間が省けるから
マッチングアプリやコンパなどで一から出会いを探すのは億劫。
素性の分からない人と一から関係を築くのは少し面倒ですよね。
そんな時に職場では相手の人となりが分かっているので、あくまで不倫ではない健全な関係を前提とするには良い環境です。
毎日の仕事が楽しくなる
男性がセカンドパートナーに求めるものとして癒やしなどの精神面でのメリットを挙げました。
職場に恋愛関係の人がいると、それだけでハリが出てくるという男性もいます。
周りにバレないようにとの配慮が必要となるので楽しいことだけではありませんが、職場に行く楽しみがあるのとないのとでは大きな差があるでしょう。
セカンドパートナーは法律違反になる?
不倫と違い肉体関係のないセカンドパートナーについては、「不貞行為が働いた」とは言い難く、慰謝料などを請求するのはむずかしいと言われています。
ただし、ホテルに入っているところや、何度もセカンドパートナーの家に行っているところなどを写真や映像で残された場合、「不貞行為が推測される」ということで離婚や慰謝料などの請求が通ることもあります!
パートナーにバレたら法律的にどうなるか実例をチェックしよう!
法律的にアウトな例
セカンドパートナーは一般的に肉体関係は持っていないものと定義されているため、法律的には問題ないのでは?と思う方も多いはず。
しかし過去には、肉体関係のない交際に対して”不法行為に当たる”として慰謝料が認められた判例があります。
したがって、セカンドパートナー(=肉体関係がない)だからといって法律では問題がない、とは言い切れないので注意しましょう。
では何を基準に判断されるのかといいますと、民法770条1項5号「婚姻を継続し難い重大な事由」。
要は婚姻関係を続けるのに大きな問題になることであれば、肉体関係がなくとも不法行為にあたると判断されるのです。
また「社会的相当性を欠いていなかったか」という点も大きく関わっており、毎日セカンドパートナーと会っているなど交際が親密であれば、社会的相当性を超えるとみなされます。
肉体関係がなくても、2人で何度も会って、家庭を疎かにしているという証拠があれば法律的に問題なんだね
肉体関係がなくても慰謝料を取ることができるんだね
過去の裁判でセカンドパートナーが裁かれた具体的な判例
それでは実際にセカンドパートナーに対して、どのようなケースで裁判が行われたのかを具体的にご紹介します。
「大好き」などの好意を示すメール
既婚子持ちのAさんはセカンドパートナーと頻繁にメールのやりとりを行っており、「会いたい」「大好き」などの愛情表現を含んだ内容をパソコンのフリーアドレスで送り合っていました。
愛情表現があることから好意があると考えられ、肉体関係の有無を直接推認するものではないものの、好意を抱いていることが予測でき、このメールを配偶者が読んだ場合に婚姻生活の平穏を害することになると判断されました。
スマホではなくパソコンのフリーアドレスという、ブラウザから配偶者も目にすることができる中でやりとりをしていたという点で、婚姻生活に支障をきたすと見なされました。
上記の事例は裁判で「婚姻関係の破綻」を理由に離婚・慰謝料請求が認めれました。
好意や結婚したい意思を仄めかす
肉体関係はないものの、第三者が見て相手に好意があるような発言や行動を繰り返す・パートナーがいるにも関わらず、セカンドパートナーに「パートナーと別れて」なんて言うのもアウトです。
パートナーと婚姻関係を続ける意思がないとみなされます。
プラトニックな交際関係で、肉体関係自体は認められないとされても、別居や離婚を要求したり、キスをしたりしたことが認められた場合、これらの事実は離婚原因(民法770条1項5号「婚姻を継続し難い重大な事由」)の発生に加担したものとして、不法行為による慰謝料の支払義務が認められました。
何度も会うことで配偶者が精神的苦痛を受ける
肉体関係の証拠はないものの、デートを何度も重ねたことで「社会通念上、相当な男女の関係を超えたものと言わざるをえない」と指摘され、損害賠償が認められた例があります。
ある女性は夫が職場の女性と親密な関係になっていることに気付き、精神的苦痛を受けたとして、セカンドパートナーの女性に220万円の損害賠償を求め、大阪地裁は44万円の支払いを命じました。
身体の関係がないから大丈夫というわけではないんですね。
男性はセカンドパートナーの相手と何をしてる?
セカンドパートナーを持つ男性心理をご紹介してきましたが、実際にセカンドパートナーとは普段どのようなことをしているのでしょうか。
セカンドパートナーとはどんなことをしているの?
恋人のようなことをしているのな
会う派
職場にセカンドパートナーがいる方からは「同じ職場なので帰りにご飯に行ったり、休みの日にデートをする」という声がありました。
他にドライブデート、個室の居酒屋で2人で会う、など人目を避けてデートを重ねている人が多いようです。
デート場所についてはお互いの生活範囲内を外し、知り合いが少ない場所を選ぶ人が多く、外で会う時はイチャつかないというのが暗黙のルール。
ただし会う頻度はあまり高くなく、セカンドパートナーと2人で会う回数は月に1〜2回という声が多いようでした。
会わない派
セカンドパートナーとは極力会わず、LINEや電話でのやりとりを楽しんでいる方も。
会う頻度が高ければそれだけパートナーや周りの人に存在がバレるリスクになります。
セカンドパートナーとのLINEや数分の電話を1日の楽しみにする、というのもセカンドパートナーの楽しみ方の1つのようです。
会う頻度、会う会わないについては事前にしっかりと話し合ってルールづくりをしていくのことが大切ですね。
セカンドパートナーとはSNSで知り合いました。直接会うことはないのですがよく連絡を取り合っています。気分転換になるし、刺激やドキドキを感じることができます。家庭内の愚痴や相談もできるので助かる存在です。
関連記事:セカンドパートナー どこまで
セカンドパートナーに関するみんなの意見
「セカンドパートナーは頭おかしい」と思う人が30%以上で否定派が多い
パートナーがいながらも、更にパートナーを作る行為に対して否定的な人も少なくありません。
RAYSEEが20歳〜59歳の男女2,000人を対象にとった「セカンドパートナーや浮気に関する考え方」のアンケートによると、「セカンドパートナーを持つことは頭がおかしいと思いますか」という質問に対して、そう思うと答えた人は32.3%でした。
この中で「セカンドパートナーを持つことは不倫や浮気と同じだと思うか」という質問に対しては99%の人が「思う」と回答。
セカンドパートナーは不倫だから肯定できない、という人が約3割はいるという結果でした。
年代があがると共にセカンドパートナーを肯定する傾向があり、20代では男女共にセカンドパートナーに対して肯定的な人は10%未満でした。
50代になると男性の32.4%、女性の17.2%がセカンドパートナーに肯定的となり、男女ともに50代が最も肯定的との結果が出ました。
「パートナーとうまくいっていない」という経験は20代だとあまりないのかも
恋愛感情がある時点で不倫は不倫、という意見もあるね
その他の意見であったのが「他人の家庭なら気にしないが、我が身に降りかかると困る」「実際に自分のパートナーがセカンドパートナーがいると言ってきたら受け入れられない」というもの。
多様性の時代ですので、誰かにセカンドパートナーが居るとなっても「お2人がそれで良いならどうぞ」と思えますが、いざ自分の立場になったらちょっと無理かもというのが多くの人の意見かも知れません。
なのでプラトニックな関係であっても、周囲にはバレないようにするのが得策と言えるでしょう。
どれだけカジュアルな言い方にしても、結局不倫と同じだと思う。綺麗に言って罪悪感を軽くしているだけ。セカンドパートナーなんて言葉ができるのも良くない
セカンドパートナーは頭おかしい?離婚・裁判沙汰になった体験談は以下をご覧ください。
セカンドパートナーから不倫になって終了するのがオチ
セカンドパートナーが長続きすることはむずかしく、さまざまな理由で関係解消に至ることが多いようです。
1つは肉体関係を含めた本気の恋愛(不倫)になってしまうケース。
お互いパートナーとの生活には踏み込まないのが暗黙の了解ですが、セカンドパートナーと関係を深めるにつれ好意が増し、本気の恋愛に発展してしまうこともあるのです。
その結果、パートナーにセカンドパートナーの存在がバレ、不倫による離婚を訴えられるケースがあります。
セカンドパートナーが長続きしない理由や続けるコツは以下の記事を参考にしてみてください。
セカンドパートナーの存在はプレッシャー!
パートナーに対する後ろめたさや隠し事の重圧に耐えられなかったケースもあります。
肉体関係がないにしても端からみれば不倫や浮気と思われても仕方が無いですからね。
そんな関係性のセカンドパートナーの存在を周りには隠したまま、連絡を取ったりデートを重ねるのは地味にストレス。
パートナーや家族にセカンドパートナーの存在がバレないようにするのがプレッシャーだった。
仕事にも集中できず、かなり生活に影響が出た。
いつかバレるのではないかと不安になりながら日々を過ごすのは思った以上に精神的に良くないのかも知れません。
そして、パートナーとの関係が崩れそうになり、関係を解消するケースがあります。
セカンドパートナーはパートナーが第一であるべきとの前提で成り立っています。
セカンドパートナーの存在がバレたことや存在を匂わせたことでパートナーとの関係性が変わってしまい、結局、パートナーとセカンドパートナーの両方を失ってしまうことも。
子どもが居る場合は、家庭の不和が子どもにも影響してしまうので、後ろめたいことは避けたほうが無難と言えますね。
セカンドパートナーとのデート代の出費が地味に痛かった。いきなり出費が増えるとパートナーに勘づかれてしまうし、かと言ってケチケチするのもどうかと・・・・・・。個室の飲食店を選ぶなどの制約もあるので、結構デートにはお金がかかりました
以上、男性のセカンドパートナーの心理についてご紹介しました。
セカンドパートナーに癒しを求める男性、職場で恋愛を楽しむ男性がいる一方で、セカンドパートナーのことをプレッシャーに感じるようになってしまう男性もいます。
セカンドパートナーと付き合っているときの心理はさまざまで、その人自身や相手との関係性によっても変わりゆくものです。
いろいろなケースを想定しておきましょう。